2011/02/18

魔法使いの弟子(その8-1)

【ミッション: PHP がんばりませう!】

Twitter で、らいんくんから PHP のお勉強のお誘いを受けた。
なになに、PHP は『PHP: Hypertext Preprocessor』の略語らしい。

GNU (GNU's Not UNIX) といい XNA (XNA's Not Acronymed) といい、なにゆえコンピュータの世界の人々って再帰的頭字語を好むのだろう。

ぼくにとって PHP は初体験に近い言語である。なんか HTML のときと違って、Web ブラウザだけでは動作確認できず、テスト用 Web サーバを構築して、そこに PHP のインタプリタを導入しなければならないらしい。

サーバ構築にビビっているぼくにとって、まず初めの一歩である環境構築からして一筋縄では行かない。どうせ PHP で Web アプリ的なものを作るのは遥か先の話だし、まずは学習用のお手軽コースで行こう。



今回は、持ち運べる XAMPP 環境 (Apache + MySQL + PHP + Perl) を USB メモリ内に作ってしまう事にする。もともと XAMPP はめんどくさいサーバ環境の構築をワンタッチでできるスグレモノだが、それがなんと USB メモリに入って持ち運べるという。

とりあえず、PortableApps.com の XAMPP Portable のページに行って解説を読む。

ふむふむ、
Menu Integration: XAMPP isn't in PortableApps.com Format, but it easily integrates with the PortableApps.com Suite by using the XAMPP Launcher 1.4 and installing XAMPP in the root directory of your portable device (as recommended). You can open the self-extracting archive with 7-Zip Portable or download the larger ZIP archive. 
…だそうなので(なんて書いてあるんだよ)、とりあえずリンク先から XAMPP をげっちゅしてみた。

次に USB メモリのルートフォルダ(たとえばG:\)直下に XAMPP フォルダを作り、そこにさっき落とした XAMPP をインストール。上の文を読む限り、ルート直下へのインストールを推奨しているらしいが、大量のフォルダやらファイルやらが G:\ に散らかるのが厭だったので、XAMPP フォルダの中にまとめようと考えたのだ。

ぼくは面倒がりなのでインストーラを使った。

インストール先を、 G:\XAMPP\ に変更

続いて、SourceForge から XAMPP Launcher 1.4 を取ってきて、USB メモリにインストール。

ランチャに XAMPP Control Panel が追加された
起動する前に、ちょいと設定を変えてみる。

G:\XAMP\apache\conf\httpd.conf をテキストエディタで開いて、
Order allow,deny
Allow from all
と書いてあるところを探し出して # でコメントアウトし、
Order deny,allow
deny from all
Allow from 127.0.0.1 localhost
を追加する。

とりあえず探し出して、
書き換える!
これでよし。

さっそく起動……してみると、なんか警告メッセージが出た。


なんだこれ。まぁいいや OK で(いいのか)。これでたぶん Apache が動き出すはず。


ってあれー…? なんかコンソールに ERROR って出てる。でも Apache は Running 状態になっているっぽいからまぁいいや(いいのか)。



念のため、適当なブラウザを起動して URL に http://localhost/ と入力。

なんかでた。「日本語」というリンクをクリックすると…
どうやら正常にインストールされていたらしい。
なんだったんださっきの警告は。
これで PHP も動いてるのかな……。



ちょっとテストしたいので、G:\XAMPP\htdocs の下に test フォルダを作る。

どうでもいいスクリーンショット
で、test フォルダの中に phpinfo.php というファイルを新規作成して、テキストエディタで以下のように書く。

<?php  phpinfo(); ?>

ファイルの中身はたったこれだけ。


これを上書き保存して、ふたたび Web ブラウザを起動させ、http://localhost/test/phpinfo.php を表示させる。

おー、できた。

ようやっと XAMPP の導入に成功して PHP 学習のスタートラインに立てた事になる。

この USB メモリをよそ(特に学校のぼく専用マシン)へ持って行ってもちゃんと動くのか果てしなく不安ではあるが、もしダメだったらもう面倒なのでポータブルではなく専用マシンにインストールしてしまう事にする。

次回は MySQL をいじってみるよ。