2011/02/18

魔法使いの弟子(その8-2)

【ミッション: MySQLをためす】

前回のあらすじ: XAMPP 入り USB メモリをてきとうに作ってみた。

そしてさっそくそれを持って学校に行った。

当然ながら、USB メモリは使用する環境によって、G ドライブだったり M ドライブだったりする。つまり、XAMPP が導入されているフォルダのパスがコロコロ変わっちゃうのだ。

このままでは XAMPP を起動できないので、ひとまず XAMPP を導入したフォルダの中にある setup_xampp.bat というバッチファイルを一回実行する。これでパスが再設定される。

とりあえず Apache と MySQL だけ起動しておこう。学校のパソコンでもちゃんとできたよ。やったね、ネス。
さてさて、せっかく MySql サーバが起動しているのだから、ためしに少しいじっちゃえ。



みんな大好きコマンドプロンプトを起動して、MySQL を導入したフォルダへ cd (※ぼくの場合は、「cd /d M:\xampp\mysql\bin」と入力)。
続いて、MySQL の起動。とりあえず「mysql」と打てば大抵動くらしい。
……うごいた。

このへんでデータベース「tercel_special」を作ってみよう(なんちゅう名前だ)。そのまま SQL を打ちこめばいいっぽいのでやってみる。できるかな。「CREATE DATABASE tercel_special;」と……。
って、なんかエラー出た。

どうやらそういう事をする権限がないらしい。

しょうがないので、一旦「quit」コマンドで終了させて、root 権限で入り直すために「mysql -u root」と入力。初期パスワードは空白のままなので、そのまま su になる事ができた。ふたたび、「CREATE DATABASE tercel_special;」を実行。
今度はちゃんとデータベースを作れたようだ。

せっかく作った事だし、「USE」を使って「tercel_special」を選択しておこう。
本当はこの後、「CREATE TABLE」とかを駆使してテーブルを作らなきゃいけないのだが、もうこの時点でだいぶ満足したし(したのかよ)、「quit」コマンドで一旦終了させる事にする(じゃあなぜさっき USE した)。
言い忘れたけどぼくは現代っ子だから、正直こういう CUI の環境は苦手なのだ。



そういえば、XAMPP には phpMyAdmin が入ってたっけ。これってたしかデータベースやテーブルにグラフィカルにアクセスできる素敵なツールだよね。試してみよう。

Web ブラウザを起動して、http://localhost/phpmyadmin/ にアクセス。
なんか下の方に、「リンクテーブルを処理するための追加機能が無効になっています。理由についてはこちらをご覧ください」という警告が出ている。

どう考えても追加機能とか要らなそうなので、この警告は有難く無視させて頂く事にする。

さっき MySQL ターミナルで作った「tercel_special」データベースを選ぶと、なんとこんなリッチでグラフィカルなユーザインタフェースが開陳した。なんだこれ。
どうやら、これでテーブルが作れるらしい。がんばって Twitter の名前とツイート内容、発言日時を格納する(つもりの)テーブルを作ってみよう。作って気に入らなかったら消せばいい。

名前を「tweets」にして、フィールド数を 4 に設定する。
するとテーブルの情報を入力できるフォームが出現した。横に長い……。
必要事項を入力して「保存する」ボタンをクリック。すると衝撃的な事態が。
テーブル作成に関する SQL が一切合財オートマチックに入力されたではないか(画面上部)。

どういうことだこれ。ぼくが応用情報技術者試験に受かるために一生懸命 SQL を覚えているうちに、世の中はここまで進歩していたのか。

こんな簡単にテーブルが作れるのはどう考えてもおかしいので、ふたたび MySQL ターミナルから、DESCRIBE でテーブルの中身を確認してみる。どんだけ疑り深いんだぼくは。
やばい。できてる

今日はほとんどプログラミングらしい事をしなかったけど、キリもいいし今日はこのくらいにしておいてやろう。不慣れな事をして疲れた。

次回は PHP を試してみる事にする。