突然だが、首都圏で開催された企業説明会に参加してきた。本来はこっちがメインミッションなのだが、諸般の事情によりこれを書くわけにはいかない。
その代わり、今回は追加ミッションとして、iPhone アプリ開発者のしゃりんくんと再会を果たしたのでそっちを報告しよう。
しゃりんくんの名刺の裏 |
今回、お互いのスケジュールが奇跡的に一致していたため、東京での自由時間中はずっと行動を共にできる事になったのである。
とはいえ、ぼくは現在スケジュールが過密化しており、東京に滞在できるのは一日だけ。そこで移動コストと滞在時間をなるべく最適化するよう、往路は夜行バスを使う事にした。
2011年2月13日 22時50分、夜行バス乗車。その直後、メガネケースを家に忘れてきた事に気付き愕然。
絶望的に視力が悪いぼくは言わずと知れたメガネっ子であり、ケースにしまう事がまずない。眠るときはそのまま枕元に置いているのだが、今回は車中泊である。外したメガネのやり場がないのだ。
しかも悲劇はここで終わりではなかった。なんと車内のブランケットから抜け落ちた毛クズがぼくのスペシャルスーツにこびり付き、身だしなみは凄惨たる状況になり果てたではないか。
パニックになっているうちに、バスは東京に着いていた。
あまりにも早い到着に驚くしゃりんくん |
2011年2月14日 6時30分、丸の内で無事しゃりんくんと合流。お気に入りの iPhone を片手に、ぼくのもとへ駆け寄る姿は愛嬌がある。
ぼくは昨秋、研究会での講演の準備に忙殺されていたし、それと前後してしゃりんくんは某プロジェクトに参加していた。お互いになかなか会う機会がなく、およそ5ヵ月越しの念願が叶った形である。
まず連れて行ってもらった秋葉原のネットカフェでしばし休憩。ぼくはシャワーも浴びてすっきり。前日は一睡もできなかったが、不思議とカラダはしっかりしていた。恐らく東京には体内時計を狂わす磁力が満ち溢れているのだろう。
さらに立ち寄ったドン・キホーテでエチケットブラシを購入し、スーツをきれいきれいした。
その後も、しゃりんくんのエスコートでいろんなところに連れて行ってもらった。田舎暮らしが長いぼくにとって、目に映る景色すべてがめずらしく、しゃりんくんとはぐれないようにするのが精一杯。迷う事なくコンクリートジャングルを突き進むしゃりんくんは、さすが都会っ子である。
話したい事、聞きたい事、いっぱいあったはずなのに、いざ会ってみるとなかなか出てこない。
開発のこと、就職活動のこと、プライベートな他愛のない話をとりとめなく話していた。ずっとこのままでいられたらなぁと、半ば本気で考えた。
京葉ストリート内のカフェで一緒に夕ごはん。
東京に着いてからものすごく時間が経っているように感じたのは、やはり体内時計を狂わす磁力が(ry
そうこうしているうちに、ぼくが地元に帰らねばならない時間が刻一刻と迫っていた。
今だから言えるけど、本当は一本後の新幹線でも充分に間に合ったんだよ。
でも、これ以上ここにいると、後でもっとつらくなるから、楽しいうちに、寂しくならないうちに、さよならする事にしたんだ。
しゃりんくん。 ほんとうにありがとう。
おまけ: Twitter を見たらメガネさんが怒り狂っていた。
嫉妬に狂うメガネさん |